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モルモット飼育法‐初心者

白内障(はくないしょう)

白内障の症状
モルモットの眼疾患で白内障があります。
症例では、7歳を過ぎた老齢期のモルモットの右目が白く濁ってきたという症状から、飼い主は獣医に連れていきました。瞳孔は光に反応しているので、光は失っていないようでしたが、老年性の白内障と診断されました。

視力が低下しているようですが、生活にはそれほど支障はきたしていないようです。モルモットは通常でも近眼で、ほとんど近くのものしかはっきり見えないようです。食事などは嗅覚などで問題ないので、白内障で片目が不自由でも、それほど困らないようだと飼い主は言っています。

白内障とは眼球の中のレンズ(水晶体)は水分とタンパク質から形成されており、このタンパク質が何らかの原因で変性を生じることにより水晶体の透明性が維持できなることにより白い濁りが生じる疾患です。白内障も先天性のものと後天性のものがあります。

後天性の白内障は、中毒性、糖尿病性、老齢性、内分泌性、外傷性(角膜炎と併発)などが考えられますが、後天性のものは原因が明らかで無いことも多いようです。先天性の遺伝によって若いうちから見られる若年性のものもあります。

白内障はいきなり発症するものではなく段階的に症状が進行することが多いようです。

(1)初発期
視力は正常だが水晶体の一部に淡い混濁が見られる。

(2)未熟期
水晶体のほとんどに混濁が見られ、光により水晶体の(変色灰色から白)の変色が始まります。

(3)成熟期
水晶体全体が混濁、水晶体が硬くなり光は見えなくなります。

(4)加熱期
水晶体が硬化にともない眼圧が高く、水晶体は消失破壊されます。

考えられる治療法
モルモット白内障の治療方法は特にありません。大きな動物では手術などの外科的治療で変性した水晶体の摘出するや超音波利用による超音波白内障乳化吸引法などがあるようですが、費用がかかり、特にモルモットなどのような小さな動物では手術が困難と思われます。

犬、猫、うさぎでは、視力回復を目的とした白内障顕微鏡手術をやっているところもあります。しかし実際には動物の治療はコスト的に困難(検査や手術は人間と同様)で、これは人間の場合の白内障の手術を考えてみるとおわかりかと思います。その他薬物治療もありますが、効果については顕著なものはないようです。

予防法は?
老齢性白内障や遺伝性白内障は治療や予防の方法はありません。
その他の白内障についても特に決め手となる予防法ありませんが、眼球は、ビタミンCを高濃度に含む器官という知見から、ビタミンCの投与が症状の進行を遅らせる予防効果があるとされています

白内障は段階的に発症しますので、日頃からよく観察し、悪化する前に、薬物治療などの予防策を考えた方がよさそうです。


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