モルモットの世話で、最も大切なことは、水の世話です。どんな動物を飼育する場合でも、最初エサの心配などがあるものですが、本当は飲み水を与える事が、基本です。
人間でも、モルモットでも、水が汚くて飲めないならば、いくら美味しい食事があっても食欲がなくなったり、ストレスがたまったりします。そして、やっぱり人間も、モルモットもかわらないのですが、喉が渇くと、少々汚い水でも我慢できなくて飲んでしまいます。
そこで、感染症のように、お腹をこわして下痢などになったりします。水はペットの基本です。モルモットの場合には、とても嗅覚が発達していますので、鮮度の悪い水であれば、人間よりも敏感にストレスを感じるはずです。
モルモットの水は、新しい水を毎日与えなくてはなりません。そして、夏などは水も汚れやすくなりますので1日2回は、最低でも与えるようにします。
モルモットは、意外と水が大好きで、個体によっては1日に500ccも飲むことがあるようです。
モルモットが飲む水の量は、とにかくたっぷり欲しいだけ与えるのが基本です。飲む水の量は、エサの水分量や、気温、体重、年齢などでも変わってきますが、足りなくなってしまわないように、大きめのボトルを準備した方がよいでしょう。
モルモットは、親戚のカピバラとは異なって、水浴びなどはおこないませんが、中には水遊びが好きな個体もいます。口に水を含んで歩き回ったり、給水口をおもちゃにしてじゃれ付いたりして体をビショビショに濡らすいたずら者もいます。
水浴びの習性の無いモルモットですが、一般に床置きの水入れなどは、異物が混入しやすく水が汚れ易いこと、水をこぼしやすいので、モルモットが濡れたり、周辺が湿ってしまいやすいものです。できれば給水ボトルがおすすめです。
衛生的な水やりを考えた場合、給水ボトルは必需品となります。給水ボトルには飲み口がついており、モルモットが噛んでもこわれないように、ステンレス製の丈夫なパイプと先端には水のストッパーとしてステンレスの小さなストッパーがついているのが一般的です。
大きさなども各種あるので、モルモットの口に大きすぎないものを選ぶとよいでしょう。飲み方がわからないモルモットもいるようなので、最初は給水ボトルの水をちゃんと飲んでいるかチェックする事も大切です。
モルモットは飲み口に直接口をつけて水を飲みますので、この部分はとても汚れやすい部分です。モルモットによっては、ブクブクと息を吹き込んだり、食べ物のかすを詰まらせたりする場合もありますので、給水ボトルは常に清潔にチェックしておくと良いでしょう。
水変えや、ケージの清掃の際には、給水ボトルが2個あると便利です。
モルモットの水やりで大切な事は、新鮮な水をたっぷり与えるという事です。そして水やりで発生しがちな水の汚染と過湿による衛生環境の悪化、体毛の濡れなどの問題を解決してあげることが大事です。
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