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モルモット飼育法‐初心者

梅雨の過ごし方

梅雨というのは湿度も高くなり、じめじめとした環境になり鬱陶しいものですね。モルモットも梅雨の時期は苦手です。もともと輸入された動物ですから、日本のような梅雨の時期など経験しなかったはずですね。

梅雨時期に問題となるのは、温度上昇と湿度が高いことです。この時期になりますと高温多湿を好む多くの雑菌が勢力をのばします。

モルモットの衛生環境も悪くなりますので、適切な管理は必要です。特に敷き草やエサ、水といったものは、あっという間にカビが発生したり、汚染されたりします。

ケージ材に付着したカビは胞子を散布しますので、またたく間にケージ全体、さらには人間の生活環境もカビだらけになったりします。カビの胞子には感染症の原因となる種類のものやアレルギーの原因になるものもあります。一度カビの大発生があると、今度はいくら掃除してもすぐにカビてしまうことが多いものです。

湿度が高いとモルモットの排泄物もいつまでも乾かずに臭いが強く感じられます。原因はバクテリアの活動がさかんになるため、モルモットの排泄物や食べ残しはすぐに腐敗しアンモニアを発生しやすいからです。

アンモニアはモルモットの体を汚すだけでなく、目や皮膚粘膜といった場所に強い刺激を与え炎症を起こす場合もありますので、梅雨時期はケージのこまめな清掃は欠かせません。

モルモットには短毛種の他に長毛種もいます。モルモットの毛(特に長毛種)は湿度に敏感で、多湿になると毛が絡まりやすくなり、もつれた毛の刺激によって皮膚病にも罹りやすくなりますので、ケージの風通しには十分留意してください

。ケージの風通しには小型扇風機がちょうど良いでしょう。最近ではUSBファンのように直流モーターで省電力のもの(交流の10分の1程度の消費電力)が適しています。

風も強くないので、モルモットのケージに穏やかな風を送るのにちょうど良いと思います。風量調節や首振り機能があれば、リズミカルなそよ風を送ることができ、モルモットも自然に近い風で快適です。ただしできるだけ直接風が当たらないように工夫してあげてください。

湿度が高くなりますと、モルモットがしきりに顔や体を撫でるような仕草が見られることがあります。これは湿度で皮膚表面に毛がまつわりついたり、ホコリが付着して不快なためであると考えられます。

モルモットの皮膚はデリケートで、このような仕草でも爪などで傷がつき感染症などの原因ともなりますので、ケージの風通しは十分心がけてください。

除湿機やエアコンでも湿度を軽減することができるものですが、気温まで下げてしまうものや乾燥しすぎる場合もありますので、やはり小型ファンなどのような控えめの風の方が良いようです。


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