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モルモット飼育法‐初心者

神経・筋・骨格疾患について

モルモットの神経系の疾患で代表的なものは「てんかん」です。
てんかんには真性(遺伝的な障害)と後天性てんかんがあり、似たような症状が見られても症状のメカニズムは異なっています。

真性のてんかんでは、もともと脳に障害が見られ、突発的に神経の興奮が起こることで、筋肉の痙攣やよだれ、異常興奮、などの症状が出てくるものです。モルモットは一時的に自分のコントロールができなくなります。

不随意の痙攣のためモルモットも不快になり、苛立ってあたりにあるものを見境い無くかじることもあるようです。
「後天性てんかん」は、心疾患や肝疾患、低血糖、低カルシウム血症などが原因として発症するようですが、外部症状は真性てんかんと同様の症状を呈します。

このように神経の異常には脳や神経の損傷や、体内の調節機能が損なわれたために神経伝達のコントロールが障害を受ける状態が考えられますが、神経コントロールがおかしくなりますと筋肉の機能にも障害を及ぼします。

痙攣や手足の麻痺といった症例は多くの要因が関与していると考えられます。突然はねまわったり,体を引きつらせる発作なども筋肉の異常というよりは、神経伝達からくるものが多いようです。

また、多くの疾患で痛みが伴う場合は、筋肉が痙攣したり、動かなくなったりします。炎症がある場合にも周囲の筋肉は引きつったりして麻痺したり、敗血症などでは全身の筋肉や横隔膜、心臓などが弛緩して呼吸困難により死亡する(ショック死)も報告されています。

歯の異常により口内に炎症がある場合には、顎の筋肉が障害を受けてエサが食べられない状態もあるようです。筋肉とは少し異なりますが、腸内の蠕動(ぜんどう)などは細菌感染症や自律神経でコントロールされているので、障害(腸管閉塞)がありますと消化系の疾病を併発しますし死亡率も高くなります。

モルモットは内臓が不調でも死ぬ直前まで症状が出ない場合がありますから、注意を要します。肛門括約筋の異常も神経のトラブルによってひきおこされ、排泄物が肛門までで止まってしまうこともあります。

骨格疾患は外部的な怪我による骨折の他にも、不正咬合などの歯の異常が原因として考えられます。不正咬合やその他の感染症の場合には感染症を併発し化膿菌による炎症が骨髄にまで及び骨の感染や敗血症を発症します。

感染などを含む慢性的な刺激により骨の形が変形したり、骨そのものが溶けたような状態にもなるようです。

神経・筋・骨格疾患は、一般的にモルモットの異常な動作として飼い主に観察されますから、このようないつもと違う動きがモルモットに見られる場合、原因をはっきりさせるために専門の獣医さんに相談したほうがよろしいでしょう。

原因が判明しないことには、治療も難しいので、正しい対策をとるためにも、日頃から注意深く観察しておきたいものです。これはモルモットに限らずすべてのペットに言える飼い主の基本です。飼い主の貴重な観察が獣医さんの診断でも大変参考になるものです。


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