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モルモット飼育法‐初心者

盲腸便秘(もうちょうべんぴ)

考えられる原因
モルモットの消化系の疾患として盲腸便秘があります。モルモットの消化器系は繊維質のエサを効率よく消化するために、盲腸の長さ15~20cmほどで胃腸全体の半分以上を占めています。

モルモット盲腸便秘は、この盲腸の働きが何らかの原因で悪くなって盲腸内にエサなどが停滞してしまうために発症する病気の総称です。

モルモットの盲腸内に停滞した内容物は固形とは限らず液状の場合もあります。
モルモットの消化器系の疾患として、腸の中にガスが詰まってしまう鼓脹症という病気もありますが、いずれも腸の正常機能(ぜん動運動)が低下して、盲腸などにガスが停滞することから便秘などを発症します。

盲腸便秘の症状
一般的な症例では、どことなく不安げな様子で元気がなくなってきたり、腹部が膨大してきます。息はかなり荒くなって食欲や飲水も低下、減退します。便も量が少なくなってきたり、全く排便が行われない状態が観察され、まれに排便されても色や形が変化しているという特徴があります。

体型が洋なしのような形になり、膨らんだお腹を指で叩くとポンポンと太鼓のように鳴るといった症例が報告されています。モルモットは快適な消化ができず腹張りの不快さや腹痛で苦しいことから、呼吸が乱れて鼻水が多量に観察される等の事例もあるようです。

診断には、腸内の停滞部位の特定やガスの量をみるため、獣医師に相談することになります。獣医師はは尿検査やレントゲンにより、処方を考案します。

盲腸便秘の治療法
治療法は盲腸内の鼓脹が深刻な場合には手術により切開して内容物を除去するか、管などで抜き取りを試みます。軽度の場合には整腸剤や腸内潤滑剤を処方します。シロップ状のガス抜きの内服薬などもあるようです。

消化機能改善剤、食欲増進剤、腸内細菌環境の改善を目的としたサプリメントやヨーグルト療法なども報告されています。また自然な消化器の蠕動(ぜんどう)を促す目的で、日頃からマッサージなどを施します。

主な予防法
この病気も普段から適切な飼育環境に留意していれば、予防効果が高いものといえましょう。予防対策としては、バランスの良いエサ(モルモット用のペレット、牧草、野草、野菜、果物)などが良いでしょう。ペレットには蛋白質18~20%、繊維量10%以上を含むものを選びます。

また、モルモットは特にビタミンC(アスコルビン酸)を、ペレットや野菜などから与えるか飲料水に添加することが良いようです。日頃から正しい食習慣をつけるためにワラや乾草、牧草などを与え、ビスケットなど炭水化物の食品は極力与えないように心がけます。

モルモットの食習慣は生後間もなく定着してしまうので、一度間違った食習慣が定着するとなかなか治り難いものです。盲腸便秘などの原因も食習慣に起因することが多く大病になる前に改善したいものです。ストレスやその他の原因で軽度な便秘症状が観察される場合には、腹部を軽くマッサージしてあげるだけでも予防効果は高いものです。


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