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モルモット飼育法‐初心者

皮膚糸状菌症(人獣共通感染症)

皮膚糸状菌症の症状
皮膚糸状菌症(ひふしじょうきんしょう)はカビ(毛そう白癬菌、小胞子菌等)によって発症する皮膚病です。代表的な症状はモルモットのフケの増加、痒がるといった症状から、円形脱毛、肥厚したかさぶたなども見られます。他の皮膚病でも類似の症状が見られるので区別が難しいかも知れません。モルモットは皮膚糸状菌に弱く、感単に感染しやすい動物です。同じ皮膚糸状菌症で人や他の動物にも感染するため、早期発見と治療が必要です。この場合、モルモットの治療だけではなく、飼い主の治療も必要になる場合があります。

モルモットの皮膚糸状菌症の特徴は、最初は顔、口、四肢末端などの毛が少ない部分から少しずつ脱毛してきます。この時皮膚の状態は他の毛が邪魔で良く見えないのが普通ですが、大体円形状に赤く患部が広がっています。脱毛は感染病変の輪までで、非患部とは明確に区別できます。しかし外部観察可能な患部の外側の毛は簡単に抜けてしまうことから実際の病巣は可視患部外側の皮膚内部(角質層)まで及んでいることが多いようです。患部やフケから採取した糸状菌を培養、検鏡することで診断特定します。

皮膚糸状菌症の原因
モルモットの皮膚糸状菌症の原因は糸状菌の感染によるものですが、モルモットは元気な時にもこの糸状菌を持っており、ビタミンC欠乏や体力が低下し免疫力が無くなった場合や、糸状菌の繁殖に良い条件(多湿、不潔)になると皮膚病として症状があらあわれてきます。人にも感染するばかりでなく、他のペットにも同様の症状を与えてしまうので、糸状菌の好む環境(多湿、不衛生)にならないよう予防が大切です。

ペットショップでは多くの動物を手掛けているため、多種多様な糸状菌に感染している個体も多いと言われます。薬に対して耐性のある糸状菌なども、ペットショップから持ち込まれる事が多く、この場合は人が媒介していることも考えられます。

モルモットの皮膚糸状菌症では、ペットの脱毛などの皮膚病で獣医に相談してきた客の腕に赤い発疹があったことから、皮膚糸状菌症を疑ったという事例もあります。
かゆみなどの症状の無い場合でも、病原体の潜伏期には胞子をバラまいている場合もあり、条件が整えば大感染を繰り返すのも皮膚糸状菌症の特徴です。

一般的な治療法
治療法として、モルモットは抗真菌薬を使います。正しく使うと100%の根治も可能です。薬の効果を高めるために、皮膚を露出させる目的で毛を刈る場合もあります。薬が効果を現してからでも完治には1ヶ月以上はかかるようです。一般にはストレスを減らしビタミンC欠乏を防ぐ新鮮なエサを豊富に与える事で予防効果があります。また、ケージ内部や周辺環境も清潔で湿気の少ない状態に保ち、再発を予防したいものです。

気を付けること
モルモットの皮膚糸状菌症は人間などにも感染していることが多く、ペットをかわいがる子供や女性の感染例も多いので、ペットの皮膚糸状菌症が疑われる場合には、人間も皮膚科に相談することになります。家内全体がペットのフケや抜け毛で汚染されている場合もありますので、ペットやモルモットをさわったら薬用石鹸で良く手を洗い、周辺の掃除を徹底し衛生を保つことが必要です。


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